水素の社会的価値(エネルギーとしての活用と健康への効果)
水素の歴史と活用
水素は宇宙で一番最初に誕生した元素であるが、人類が水素を知ったのは、今から約250年前のこと。1766年にイギリスの化学者ヘンリー・キャベンディシュが発見した水素は、その後研究が進み、生活面でさまざまに活用・利用されている。
(水素という名称は1783年にはフランスの科学者のラヴォアジエによって、その特徴から「水を生むもの」と命名)
水素エネルギーの技術開発は日本においては1970年代から始まり、現段階において脱炭素社会の再生可能なエネルギーとして水素社会の到来はとても現実的である。水素は燃料として燃やしても、燃料電池で発電しても二酸化炭素の排出が全くない。この水素の産業界での用途として、半導体、太陽光パネル、アンモニア製造、製鉄所などのほか、ロケット燃料に使われている。そして燃料電池で電力を生み出したり、直接燃やして使うエネルギー利用もある。
水素は宇宙で最も豊富に存在している元素であるが、製造することも可能である。
化石燃料からの製造、工業プロセスの副産物として、またバイオマス(森林資源や廃材など)を高温まで熱して水蒸気と反応させて水素を発生させる方法、さらには水を電気分解して得る方法など。しかし、水電解で得られる水素は純度が高いものの、電力が必要。太陽光や風力などの再生エネルギーの活用でCO2排出なく水素を製造も可能。
この水素のチカラを健康にうまく活用しているのが、水素の持つ「体を守る」そして「細胞を元気にする」という二つの大きな役割。
水素の研究と医療への応用と未来 水素医学
日本医科大学の太田成男教授は水素研究の第一人者。2005年1月から水素に着目して研究を始め、2007年には医学雑誌の最高峰Nature Medicine電子版にその研究成果を発表している。これを機に世界中で水素研究が進み、世界中で2012年時に250以上、現在ではすでに1,500を超える論文が発表されている。これは極めて多い数。日本国内では40以上の研究機関が水素や水素水の研究を進めており、また、東北大学医学部と台湾大学医学部では国内の医療用水素水メーカーと協業し、血液透析時に必要な水素水を使用する研究を進めている。
現在では、水素燃料エネルギーと水素医学の国際会議が同じ会場で同時に開催されるなど、水素のエネルギーとしてだけではなく、水素医学としてとの連携も飛躍的に進み、水素のさまざまな可能性が高まっている。
※出典:2007年5月8日「Nature Medicine」日本医科大学大学院医学研究所 太田成男教授
水素医学の国際標準
科学に国境はない
太田教授を含め日本・中国・韓国・米国の研究者5名が中心となって水素水の国際的標準化へ向かって、International Hydrogen Standards Association (IHSA)を設立。世界で唯一の水素水の標準を決め、国際的な認証を得ようと行動されている。世界中で水素関連商品において怪しい商品が出回ってきていることに対応して、IHSAで決めた水素水標準を国際標準化機構(International Organization for Standardization、略称 ISO)に認証してもらうよう働きかけていることであるが、これが実現すれば、ちゃんとした水素水には、ISOのマークがつくことになり、消費者も商品の選定に混乱することはなくなるはずである。
薬事承認に向けて
慶應義塾大学は非臨床・臨床一体型の研究を推進し、水素ガス、水素医療機器の薬事承認をめざすために水素ガス治療開発センターを設立している。(慶応大 佐野元昭センター長 医学部准教授)
マイナス水素イオンの粉末化
2006年3月生殖免疫学の権威者のひとり
及川胤昭博士(理学博士、(株)創造的生物学研究所所長)はマイナス水素イオン粉末化に成功。アルカリ金属、またはアルカリ土類金属の水素化物は水に接すると水素ガスを発するが、炭酸カルシウムを主成分にアルカリ土類金属としてカルシウムを含む食用サンゴカルシウムを素材と考えた博士は、ついに気体でも液体でも固体でもないプラズマ状態にしか存在しないマイナス水素イオンの粉末化に成功。ルルドの泉の水を作りたかった、とは博士曰く。
アンチエイジングとしての水素
年齢、性別関係なく取り入れることができる水素。実際には、安定した水素分子(H2)ではなく、水素イオン(H+)が抗酸化物質として有益であるため、どれだけ多くの水素イオンを体内に取り込めるかがポイントである。
お悩みや症状別、ライフスタイル別に水素を生活に取り入れて健康的な暮らしを!
美容・・・高抗酸化能力により酸化と炎症を抑えてくれる水素でお肌プルプル。水素パックで肌荒れ予防にも。肌の内側からきれいにしてくれる水素。
ダイエット・・・毛細血管を促進する水素。代謝も上がり、太りにくい体作りを応援してくれる上、水素風呂ならデドックス効果も期待。
運動・・・乳酸値の上昇も抑え、持久力向上にも効果的な水素。
運動前にも運動後にも水素を摂取し、次の運動に向けてのメンテナンス。
リフレッシュ・・・日々のストレスに対してや勉強などで頭を使ったあと、そんな疲労回復に水素は効果的。就寝前の摂取で睡眠の質改善と疲労回復を期待
免疫力アップ・・・血流の流れをよくする水素は、体温を上げ、バイ菌や老廃物を食べてくれる白血球活発にしてくれる。悪玉活性酸素(酸化ストレス)を除去することにより、善玉活性酸素の働きを支えてくれる
水素が体内に吸収される場所は
消化された食物は主に小腸から吸収されるが、水素は特定の吸収される場所や仕組みがない。拡散によって体内に入る。すべての細胞に入り込む小さい水素は血液にも溶け込むので、血流に乗って全身の組織や臓器に水素が届けられる。
食品としての安全性
1995年 水素は安全な既存食品添加物として厚生労働省が承認している。これは食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なう恐れがないことを意味している。そして成分規格や使用基準を定め、使用を認めている。
NASA(米国航空宇宙局)では2010年から、宇宙線から宇宙飛行士を護るために水素の医学的研究を開始。そして
2014年、FDA( Food and Drug Administration アメリカ食品医薬品局)において水素の安全性が確認されている。これによりさらに世界的に水素の研究、活用が進んでいる。
万病の元、活性酸素
普段の呼吸により1~4%は活性酸素を生み出している人の体。1日に成人でおよそ14リットルという量。細胞の中のミトコンドリアがその90%を生み出しているが、私たちを酸化(サビ)させる活性酸素は血管の修復や傷の治癒、身体を鍛えるためにも一定の活性酸素は必要である。これらが善玉活性酸素。しかし、悪玉活性酸素は不要である。この代表がヒドロキシルラジカル。猛毒で攻撃力が高く、酸化力も破壊力も非常に強い。
この悪玉活性酸素が、ガンや糖尿病、認知症、パーキンソン病やアレルギーなど病気の90%以上を生み出していると言われている。できれば悪玉活性酸素は増えて欲しくないが。。。
*活性酸素は電子が欠けて不安定。よって周囲の電子を奪って安定しようとする(酸化)。かたや水素は活性酸素に触れると電子を与える(還元)結果、活性酸素は無毒の水となる。
活性酸素が増えてしまう原因
日々の暮らしの中で活性酸素が増えてしまう原因は明確である。飲酒喫煙、添加物、農薬、激しい運動に疲労や姿勢、大量の薬、大気汚染そして電磁波。さらには、不安や怒りなどの心身のストレス。これらにより、必要以上の活性酸素が生まれてしまう。そしてその中でも悪玉活性酸素はより私たちの体を一気にサビさせてしまうのである。
抗酸化物質
そこで、これらの酸化を押さえ込む物質が存在する。ビタミンC、ビタミンE、カテキン、ポリフェノール、コエンザイムQ10、そして水素。ただ、実は水素の抗酸化能力は強くない。が、なぜこの中で水素こそが最高の抗酸化物質と言えるかというと、
- 悪玉活性酸素のみを攻撃する(他の抗酸化物質は善玉も悪玉も見境なくすべての活性酸素を消去する。取りすぎに注意)
- 宇宙で一番小さい分子なので細胞膜も通過し、細胞内の隅々まで行き渡るため、効果的に作用する
- 水も油も関係なし!ビタミンCは水溶性だが、水素は水にも油にも溶ける
これらが理由であるからこそ、抗酸化物質といえばもう「水素」しかない!と言えるのである。
副作用と毒性
水素には副作用がない。そして毒性もなく、仮にあったとしても体内にも蓄積しないので毒性は発揮しない。また、生体に必要な善玉活性酸素を傷つけず、悪玉活性酸素と反応したら水になるので(鼻水、汗、尿などとして体外に排出)全く安心である。
都合の良い水素
37〜60兆個と言われる人の体の最小構成単位である細胞。受精卵から始まり、その後約270の種類の細胞に分かれ、たとえば脳は、そのうちのいくつかの種類の細胞が数千億個集まってできる、という風に、それぞれの組織や臓器をつくっていく。細胞の大きさは6〜25μm(1cmの数千分の一!)この細胞の中には核が一つあり、その核の中には、数千本ものDNA(デオキシリボ核酸)が存在する。そしてその中には病気などの情報も受け継いだ私たちの遺伝子情報が格納されている。生命体のDNAは二重らせんの形をしているが(生命体でないウィルスは二重らせんではなく一重のらせん:RNA)この形状を保つために水素は接着剤のような役目となっているのである(水素結合)。これにより遺伝子情報が守られているのだが、悪玉活性酸素の代表とも言えるヒドロキシルラジカル(OH-)が、このDNAにある水素を奪っていく。こうなると、二重らせん構造が破壊され、核が異常をきたし、それを包容している細胞が異常となり、そしてそれらによって形成されている組織や臓器が劣化、変形、病気となるのである。だから、活性酸素からDNAをまもるために水素が私たちの細胞には必要。また、たとえば細胞よりも小さいウィルスが侵入したとしても、水素はそれよりも小さいのでウィルスの入り込めない細胞の部位まで届いてくれる。(ウィルスは細胞の100分の一、水素は細胞の250分の一ほどの大きさ)
このように、水素が私たちの体内にしっかりと存在していることが重要。およそ体の73%が水素と言われいおり、体重換算するとおよそ10%。酸化、劣化、老化、変形を予防するためにも水素を取り込もう!OH- + H+ これでH2O(水)なのである。
さて、ここまで理解したものの、では「どうやって水素を取り込むのが良いのか」水素水?水素ガス?水素風呂?それとも・・・?
水素を体内に摂取する方法には主に以下が存在する
・水素水飲水(内服)
・水素ガス吸入(内服)
・水素点滴(点滴)*
・水素水含有生理食塩水の注射(注射)*
・水素風呂入浴(外用)
・水素水点眼(外用)
・水素化粧品(外用)
・サンゴ系サプリメント(内服)
・ドロマイト系サプリメント(内服)
・ゼオライト系サプリメント(内服)
*点滴と注射は医療の行為
水素点滴療法
地球上で最も小さい分子である水素を容器内にとどめておけるのはアルミニウム製の容器のみ。さらに含有水素濃度は容器内で圧力がかかった状態での数値のため、フタを開けた瞬間に常圧となり水素は抜けてしまう。水素療法での重要な点は、その液体にどのくらいの量の水素が入っているか、そしてそれをどうやって体内に運ぶかという点であり、水素を溶け込ませた生理食塩水を点滴により高濃度を維持したまま水素を直接体内に取りこむことのできる高濃度水素点滴療法は、この点において有効である。アンチエイジング、予防医療、糖尿病、高血圧、動脈硬化、神経変性疾患などに。
水素注射
症状改善目的で患部を狙って水素を投与する水素注射。ピンポイントで水素注入するのですぐに痛みや炎症が治ると言われている。変形性関節症(膝・股関節)、四十肩、肩こり、腰痛、頸椎症などに。
水素水
水素水と混同しやすい活性水素水
活性水素水と水素水は別物。活性水素は、原子状水素(H)で、水素水は分子状水素(H2)が溶けた水。HとH2は、同じHでも全くの別物である。
水素療法は有名で身近な水素水
水素療法で最も有名で身近な存在が水素水だが、水素はもともと「気体」。水素水の水はキャリア(水素を運ぶための液体)に過ぎず、水素の効果を得るためには、「水素ガスがどれだけ含まれているか」が重要。
水素は水に溶けにくい
さらには水1リットル(1kg)に溶かすことのできる水素の量は最大1.6mg(水温21℃、1気圧)1.6ppmの濃度。
多くの水素水商品が出回っているが、どれだけの水素が含まれているかによって効果も大きく異なるのはこの点の違いが大きい。水素ガスを水に吹き込んだものが水素水ではない、プラズマ状態(電子と原子核に分かれ、電気を帯びた粒子になっている状態)であることが必要。プラズマ状態でなければ、せっかく水素ガスを水に吹き込んでも、マイナス水素イオンが水に溶けていないただの水である。
水素水は根拠なし?
2017年3月3日 消費者庁が注意喚起した「水素水」の真相。水素が入っているとする水素水や水素サプリメントを販売する事業者に対し、合理的な裏付けがないままに宣伝し、商品から水素自体が検出されないなどで、再発防止策を求める措置命令を出すとともに、消費者に注意を呼びかけた。当時話題となっていた水素水などに「効果がない」「ただの水」と言った大きなマイナスイメージを持たれるようになってしまった。しかし水素については、その働き・人体に与える有効性などはすでに既述の通り。
※出典:2007年5月8日「Nature Medicine」日本医科大学大学院医学研究所 太田成男教授
水素水提供開始(カートリッジ式)
【メリット】
電気不要、持ち運び便利、ランニングコストほぼゼロ
ステイック型(袋入り顆粒タイプ)
【メリット】
必要に応じて生成できる
水素水(完成品)アルミパウチ詰めなど
【メリット】
作る必要がなくすぐ飲める、手軽
喉、口腔内など水が直接触れる箇所への効果が期待
水素水発生サーバー設置(電気式)
【メリット】
生成時間は短く、すぐに新鮮な水素水を一定量生成することができる
水素風呂(皮膚吸収)
お風呂で水素摂取
水素風呂からは7分間で皮膚から水素がはいりこんで全身にゆきわたるとされている
【メリット】
入浴を伴いながら同時に多くの皮膚から水素を経皮吸収できる
温熱の効果も伴いリラックス度は高い。安眠につながりやすい
足湯など部分的な水素吸収もできる
皮膚表面、髪の毛などに効果的
子ども、ペットにも有効(摂取をすすめやすい)
水素入浴剤と比較すると、より高濃度な水素風呂を安価で入浴できる
浴室内で呼吸することで水素風呂から発生する水素を摂取もしていることになる
(皮膚呼吸+肺呼吸により、身体の内側と外側から吸収)
水素ガス吸入
当治療院に設置している水素ガス発生装置の紹介
水素ガス発生装置設置(水素ガス吸入治療開始)
(商品名 レイアンドカンパニー ガイアα 重量 約7.2kg 寸法 幅255mm高さ205mm奥行160mm)呼吸で肺に取り込む空気量に対する水素ガス濃度は約1.58%
HHOガス(水素64.2%と酸素31.6%を同時発生)発生器(他は窒素や水蒸気)製造元 ファーフィールド
【メリット】
水素水と比べて高濃度の水素を取り入れられる
寝ている人などにも半強制的に吸入させることが可能
横になっての吸入でリラックス効果が期待できる(眠りながら吸入可能)
吸入中に読書をしたりテレビを見たりできる(呼吸から効率的に水素体内に取り入れられる)
また足裏マッサージなどを受けながらも吸入可能
約30分の吸入で体温が0.2〜0.5℃上昇し、代謝改善やダイエットの期待ができる
ガス発生量調整やタイマー機能の活用で細かく吸入の設定ができる
医療でも認められている(先進医療Bとして認可)
水素サプリメント(天然ゼオライト系)
ゼオライト(沸石 (ふっせき)、zeolite)とは。沸石(ふっせき)と言われる天然鉱物。ミクロ多孔性の結晶性アルミノケイ酸塩。成分は主に二酸化ケイ素(シリカ)と酸化アルミニウム。
分子ふるい(対象とする各物質の分子の大きさ(分子量)に応じてそれら物質を分離する性質を持った物質)、イオン交換材料、触媒および吸着材料として利用される。天然に存在する鉱物グループでもあるが、現在では自然界から採掘されるもの以外に、様々な構造および性質を持つゼオライトが人工的に合成されており、工業的に重要な物質となっている。245種類(うち200種類は人工的に作るゼオライト)
米国統合医療学会「ゼオライトの12の健康効果」
- 毒素をとらえて排出
- 重金属(鉛、水銀、カドミウム、ヒ素)を除去
- 発ガン物質を除去
- 消化を助ける
- ガンと闘う(OHを選択的に除去する)
- PHを整える
- 超抗酸化
- 心臓血管系の強化
- 免疫の強化
- 細胞膜を防御
- 脳を明晰(めいせき)にする
- アダプトジェニックな特性
当治療院で取り扱っているゼオライト系水素カプセル
・天然機能生ゼオライト水素カプセル
(商品名 ドクターズ富士水素プレミアム 定価 48,600円)
天然の機能性ゼオライト、蠣殻などが成分
インターネットで購入できます
https://ec.tsuku2.jp/items/20220118123951-0001
【メリット】
体内で水と反応することで水素が発生するのですぐに摂取可能
水素が抜ける心配がない(体内で水素が発生するので水素が逃げない)
持ち運びに便利、手軽
いつでもどこでも手軽に摂取できる
ミネラルも同時に摂取できる(他の成分も取り入れられる)
カプセルの中のゼオライト粉を患部に塗ることで水素の経皮摂取も可能
カプセルの中のゼオライト粉を水に溶かすことで水素水も作ることができる